“ひなた 睦月” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:ひなた 睦月 (12 件 / 2 ページ)

H+P(13) ‐ひめぱら‐

 

姉・神来桜子の命令によりカルタギアの女王・カリギュラと結婚すると一度は宣言してしまった恭太郎。しかし愛する“トレクワーズの五美姫”との約束を守るため、彼は無謀な決闘を姉に申し込む。ところが恭太郎は決闘を申し込んだ次の日から、ユフィナ、レイシア、エリス、アルト、メルルらとイチャイチャでラブラブな生活を送る始め、桜子の感情を逆なでしていく。だがそれは、ある男から託された壮大な計画の始まりだった!?究極のエロコメディーがついに完結。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 シリーズ完結編。ハーレムエンドになるのは既に既定の路線という感じだったけど、うーん、予想以上の範囲の広さでハーレムが形成されてるなあ。

 史上最強の姉・神来桜子との最終決戦!みたいな大きなイベントごとはあったものの、基本は両想いになったトレクワーズの五美姫とのイチャイチャラブラブがメイン。正直、恭太郎の考えには色々モヤモヤしてしまうことも多いんですけど、姫様達も納得済みのハーレム展開だし、世界観的にはいけない事じゃないしな…。ただなんというか、恭太郎はよくも悪くも「ハーレムラブコメの主人公」という、物語にとって都合の良い存在から抜け出せなかったなあと思う。

 明かされた一連の物語の真相を聞くと、正直恭太郎よりもガイルーン視点でこの物語を見てみたかった気がします。まあ、それやるとジャンル変わっちゃうんだけど。あと、さりげなく物語の裏で展開されてるアレスタの恋物語にニヤニヤしました。色々な意味で凄い所に着地しちゃったけど、幸せになれてよかったねアレスタ…。

 エロ描写、シリーズ初期の奇をてらったエロは笑って読んでたけど途中から変に奇をてらいすぎてあざとすぎて引くわ、逆にマンネリだわみたいな感じになりその辺は本当にきつかったんだけど、シリーズ終盤、お互いに素直になってからのエロコメ描写はとてもよかったです。良い仲になったお姫様達とのイチャイチャは見ていてとても可愛かったです。

 しかし、色々な部分をファンタジーな設定で誤魔化して綺麗に落としにかかったんだから、最後まできっちりとファンタジーを貫いて欲しかったというか、ラストでお姫様達が次々に中に出せ云々言い出す場面とか、カリギュラ様が第二次性徴迎えたからもうヤっても大丈夫とか最後なんでこんなに生々しいの!?

 メルルの見た目もかなりギリギリアウトじゃないかなって思うんですけど、カリギュラ様11歳とか年齢的にはアウアウにも程があってマジ誰か止めろ……。


H+P(12) ‐ひめぱら‐

 

「判決をくだしますっ!神来恭太郎被告を死刑に処すっ!」突然言い渡された判決に恭太郎はただただ呆然とするしかなかった。「俺がいったいなにをした!?」そんな叫びに対して提出された証拠はどれもえろえろな事件ばかりで!?秋祭りに行けばお姫様たちから誘惑され、呪いのぱんつ事件が起きれば強引にでもお姫様たちのぱんつを脱がしにかかる。ちきしょう!主人公ばっかりいい目に遭いやがって!!と羨ましがられながらも、恭太郎のはーれむ地獄(天国)は今日も続く―ちょっとエッチでらぶらぶなエピソード満載!そしてカリギュラもついに××しちゃう!?大興奮の最新刊登場。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 富士見は完結目前にトラップ的に短編集まぜてくるのそろそろやめませんかね凄い心折れるんですけど!かといって短編集出さないまま完結すると未収録短編を放置したりするからほんとこのレーベル油断ならない……

 カリギュラと桜子が主従関係を結ぶまでのあれこれを描いた番外編「神来桜子には誰も敵わない」がとてもよかった。王女としての矜持は持ちながらもどうしても我侭王女という一面が強かったカリギュラが自分よりも圧倒的に強い桜子に振り回されながらも、少しずつ彼女の強さと優しさに心を開いていく姿がとても可愛いんだけど、11巻ラストだけだと色々な意味でキャラが掴みきれてなかった恭太郎の姉・桜子という人間を最終決戦前に掘り下げてくれたのが良かったと思う。現在の恭太郎にとっては恐怖ばかりが先行する姉かもしれないけど、頭が硬いだけでなくてちゃんと誠意を持って話せばわかってくれる人物だと解っただけでも、今後の展開に対して明るいものが見えた気がしました。

 前巻ラストの恭太郎の発言には本気でイラッとしてて、その件に関するフォローが一応はいってたのも良かったんだけど、なんか本当に色々と紙一重なこれ……何のフォローもないままじゃなくて良かったけど、どうしても言い訳っぽく感じてしまう部分も多かったし、切腹しようとしていた時点までは、どうかんがえても一連の発言や行動は「逃げ」だったと思うので……うーん。最終巻でこの気持ちをふっとばしてくれるようなかっこいい姿を見せてくれることを期待したいです。

 っていうか、今回の件で見えてきた桜子の性格からして、11巻ラストの発言はむしろ墓穴掘ってるよなぁ…どうなることやら。


H+P(11) ‐ひめぱら‐

 

「『お嫁さんになっちゃうのは誰だ!?ラブラブちゅっちゅウィーク!』開幕なのじゃ~!」カルタギアから無事にトレクワーズに戻って来た恭太郎と五美姫たち。しかしホッとしたのも束の間“淫魔の左目”と呼ばれるサキュバス・ディルケーがサキュバスの女王・ネレゲイドを復活させてしまう。だが“男性経験”のない姫さまたちにはサキュバスに対抗しうる力はない。そこでピコル師匠の提案で、恭太郎がユフィナ達の中から一人、えっちをする相手を選ぶことに…。かくしてトレクワーズのお姫さまたちによる恭太郎“誘惑”合戦が幕を明けた!果たして彼と“えっち”するお姫さまは誰なのか。 (「BOOK」データベースより)

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 ついに復活してしまったサキュパスの女王・ネレゲイド。彼女の“魅了”に立ち向かうには処女を捨てなければならない…ということで、とにかく1人でもいいから五美姫の誰かとえっちをしてくれ、とピコルに頼み込まれてしまった恭太郎。同時に、サキュパスへの耐性をつけるためお姫様達と出来る限りたくさんキスをするようにと頼まれるが……というお話。

駄目だこの主人公なんとかしないと。

 これカタブツじゃなくて「ヘタレ」って言うんだよね知ってた。結局、自分が「1人としかエッチしたくない」って言ってるくせにその1人を選ぶ事が出来ず逃げ出し(本人は「立ち向かう」っていってたけど、恭太郎がネレゲイドに勝てる見込みが全くないのは誰もが解ってる話で、そんな特攻はただの逃げだとおもうので)、アレスタに説得されて全員を選ぶっていいだしたとおもったら今度は姉の命令で……ってちょっと不誠実にも程があるよ。いや、前巻であれだけ良い感じになっていたユフィナと結ばれなかった時点でハーレム展開なんだろうなあという予想はしていたけど、最後のアレがちょっと本当に、なんだかなあ。正直、今回の恭太郎の態度には胸糞悪さしか感じない。

 なんか、描写自体はエロいものの、これまでのあざとさばかり感じていたお色気展開とはうってかわったお姫様達の初々しい反応とか恭太郎が全員の気持ちを知ったからこそできる可愛らしいかんじのエロスとか、5人が仲良し姉妹であるがゆえに恭太郎を独り占めしたいと思う一方で「誰か1人を選んで欲しくない」と感じるジレンマ・心の葛藤が物凄くしっかり描かれていただけに、それに応えるべき恭太郎の態度のグラつきっぷりにイライラしました。いやほんとうに、こういう話ならハーレムエンド自体は悪くない流れだとおもうんだけど(特にこの物語の場合、絶妙に全員と恭太郎の好感度が一定になっているので「1人だけ選ぶのが無理」というのもわかるんだよな)、本当に恭太郎が「男らしくあれ」と思っているなら一度決めた気持ちを曲げないで欲しいというか、ほんと最後のアレ酷い。

 まあ、最終巻でもういっかい一転してなんとかおねえちゃんと対決して元鞘納まる展開なんだろうけど、姉さん圧倒的すぎで笑う。スレイヤーズでいう「郷里のねえちゃん」がうっかり本編出てきちゃったくらいの破壊力だったわけですが、もう間違いなく彼女がラスボスになるの確定っぽくて、どうなることやら。正直、楽しみといっていいかわからないけど、ここで止めたら胸糞悪すぎて辛いので最後までちゃんと読みたい気持ちです…。まあ、ハーレムラブコメとしてはこのくらいの主人公で丁度いいんだろうけど、やっぱり女の子萌えするにはちゃんと男の子のほうに惚れるだけの魅力があって欲しいんだよね…。

 しかし、アレスタが一世一代の大活躍すぎて、ちょっとは彼にも日の目をあててやってよと思うレベルでした。というか、恭太郎を連れ戻す時のアレスタがかっこよすぎる悔しい!

 あと、エリス様の破れストッキングの挿絵なんでカメラさんあと30センチ下げてくれなかったんですかエリス様のフトモモ!!


H+P(10) ‐ひめぱら‐

 

サキュバスの“魅了”によって魔力を奪われ、王仕としての資格を無くしただけでなく、アレがフニャフニャなまま、色んな意味で役に起たな…じゃなくて、立たなくなってしまった神来恭太郎。サキュバスの“魅了”に打ち勝つ方法はたった一つだけ。それは―愛する女の子とらぶらぶえっちをすることだった!愛する王仕を救うため、王女達もカリギュラも、国同士の垣根を越えて精一杯の愛情をもって誘惑することに!「声を我慢してくれ!すぐに終わるから!」「我慢するなんて無理ぃ」果たして恭太郎は“魅了”を解き、アレも復活させられるのか。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 8巻のラストからもっと泥沼展開になるとおもいきや、プロローグであっさり利害が一致して共闘はじめよったこの姫様達!!サキュパスに魔力を奪われ、勃たなくなってしまった恭太郎(とアレスタと2000人の王仕様+α)の魔力を取り戻す為、別行動を取っていたアルト・メルル以外の4人が次々と本気でラブアタックをかける、というお話。

 相思相愛が条件であるため、これまで好意をあまり表にだしてこなかった姫様達が遂に本当の気持ちを打ち明ける展開がとてもよかった。これまでとおりのお色気シーンももちろんあるわけですが、他の巻と比べて恭太郎との心の絆が強調される展開なのであざとさを感じなかった。というか、元々五美姫の中ではエリス・ユフィナが好きだったので今回はその2人に焦点が当たってて美味しかったです。

 特に、これまで自分自身にも自覚がなかったユフィナが今回の件をきっかけにちゃんと自分の気持ちを見つめなおし、少しずつ素直になっていくのが可愛い。カリギュラ様も可愛いけどいろんないみで幼女だしな…。個人的に、恭太郎とくっついてほしいヒロインをあげろと言われたら即答でユフィナなんだけどなー。

 あと、女体盛りエリス様のあらわもないフトモモ+生クリームデコレーション美味しく戴きました!!!!!エリスさまマジフトモモ要員。この巻の表紙のエリス様も大変おいしかったです。


H+P(9) ‐ひめぱら‐

 

トレクワーズ王城のとある一室。「恭太郎さまが望むなら、私はどんなにえっちなコトをされても構いません。私と恭太郎さまは夫婦になったんですから…」第二王女・レイシアが潤んだ瞳で、彼を見つめてくる。彼女の言葉で、恭太郎の理性は吹き飛んでしまい、レイシアの胸を…「…はぅっ」とうとう“お世継ぎ”づくりが始まっちゃうの!?その他、王女さまたちの服をハサミで切ったり、スカートをめくりまくったり、組んずほぐれつの運動会が開催されたりと、色んな意味で大暴走―。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

 BOOK☆WALKERの完結記念キャンペーンやってた+最終巻のあらすじ見たら大変楽しそうな展開になってたので購入。久しぶりに読んだけど安定のくだらなさ(※褒めてる) この巻数で、基本短編の寄せ集めみたいな構成で、未だにセクハラエロコメのネタが尽きないのは驚嘆に値する……んだけど、カタルギアくんだりまできて過去編としてトレクワーズでのエロコメ回想ばかりしてるなら、ぶっちゃけカタルギア行った意味なくね?作者が心底楽しんで書いてるかんじなのはたいへんよいことなのですが。プロローグとエピローグとピコルの穴以外全部回想ってどゆこと…

 本編は現在お姫様達が敵国に捕まって処刑待ちとかシチュエーションからして萌え的にも燃え的にも美味しいのに、わざわざ回想してまで話を引き伸ばす意味がわからないよ。捕まったヒロインたちが尋問で危機一髪!!な展開とか、捕まっても主人公を信じて待ち続けるお姫様達とか上手いこと隙を見て逃げ出そうとしてねじ伏せられて連れ戻されてもいいし、処刑場に連れて行かれて拘束されるヒロインたちとか、処刑直前に新たな能力or新しい味方を得た主人公が乱入+無双!!みたいな展開あったら燃えるとおもうんですよ!!ここまできたらそういうのみたいじゃないですか!!

 エロコメ的には、若干というかかなりレイシア偏重気味で、すごくおっぱいでした…。初期のエリスやユフィナとのラブコメみたいな展開が普通に好きだったので、天然淫乱おっぱい担当のレイシア様メイン回ってノリが苦手…。ユフィナがただのオチ要員の暴力ツンデレと化し、エリスに居たっては思い出してはツンしてデレるだけのにぎやかしにしか見えない現状つらいなぁ。

 本編の続きは次巻に期待したいけど、それよりも表紙だったアルトの本編空気化が露骨すぎてなんか涙でてきた。


H+P(8) —ひめぱら—

 

「はうぅぅ…。そんなに撫で回すなんて恥ずかしいのだ」寝ぼけたまま、何気なくシーツに手を滑らせてみた神来恭太郎は、甘えたような声を聞いて血の気が引いた。シーツの中に、カルタギア帝国の幼女帝カリギュラが、スク水姿でもぐり込んでいたのだ!そんなふうに、最近はトレクワーズ王国から拉致して来た恭太郎にカリギュラが迫りまくる日々だが、あんまり彼はなびかない。カリギュラは「なかなかうまくゆかぬのだ…」と悩んでいた。ある日、彼女はお世継ぎづくりの教育係として、大陸で最も高名な人物を招くことにした!それはまさかの―ピコル師匠!?王仕さまを巡る悩ましい闘いが、さらにヒートアップする。 (「BOOK」データベースより)

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カリギュラ様のご意向で彼女の教育係としてヘッドハンティングを受けたピコル。渡りに船とばかり、トレクワーズの五美姫を引き連れてカタルギアに乗り込むが……という恭太郎奪還編。ぶっちゃけもうずっとカタルギア帝国編でいいのに!

すっかりエロ要員と化したお姫様達がもう……なんというか。今回の裏テーマは「拘束」ですよねわかります。採用オーディションも考えてみると一種の拘束プレイだし!アイヤーンゴーレムだし!特に次女姫様の淑女化が正直わたくし、心配です。カリギュラ様と恭太郎の清く微笑ましいお付き合いがどこまでもほのぼのと癒される分、正ヒロイン達のヨゴレっぷりが目に余るっていうかなんていうか……。《モリクリ》で丸出しになった恭太郎の本音には爆笑しましたが。

ただ、章題見て「このままあっさり脱出かー、残念だなあ」とか思っていたら良い意味で期待を裏切られた。トレクワーズ・カタルギア両国を脅かす新たな敵の存在を示唆しながら恭太郎達をピンチに追い込み、カリギュラの幼い恋心や恭太郎の見せ場を作りつつ衝撃の引き……って今回本当に五美姫の見せ場、エロだけだなおい!!

長年待ってた急展開の予感にわくわく。次巻が楽しみです。


H+P(6) —ひめぱら—

 

神来恭太郎を奪われてしまったトレクワーズ王国では、魔法でロリっ娘と化したお姫さまたちが悲嘆にくれていた。一方のカルタギア帝国。恭太郎を捕らえた幼女帝・カリギュラは、大喜びであることを彼に命じるが……。(公式サイト紹介文より)

個人的お気に入り度数

魔女っ子の刑」をちゃんと外さず挿絵にしてくれてありがとうございます(挨拶)

というわけで、表紙的にトレクワーズの王女たちも一周したところで満を持してカルタギア帝国編……といっても基本、やってることはこれまでと同じで、色々な意味でどこまでも歪みないこのシリーズ。カリギュラ女帝とその仲間たちが仕掛けてくるお色気攻撃から恭太郎が逃げ惑うだけなのです、が……

うわょぅι゛ょやばい

トレクワーズの誇る第五よう……王女・メルルは幼女のくせに性の知識だけ無駄に豊富なギャップ萌えキャラ(?)ですが、小さなころから「女帝」としての生き方をたたきこまれ、子供らしい事・少女らしいことを何も知らずに育ってきたカリギュラが恭太郎と出会って少しずつ年相応の少女らしい感情に目覚めていく姿が本当に可愛い。恋人というよりも兄と妹のような温かい関係を少しずつ築いていく二人の姿に、胸があたたかくなりました。

毎回エスカレートしていって自分としては食傷気味だったエロ展開も今回はかなり控えめでほっとした。冒頭のやりとりにはドン引きしかけたけど、ちゃんと状況が説明されたらむしろニヤリとした。まだまだカルタギア帝国編は続きそうなので、次回も楽しみです。

……つか、カルタギア帝国側の様子がほほえましすぎて、もうずっとこっち居ればいいんじゃね、と思った……エリスは相変わらず健気ツンデレで可愛かったけど、合間に出てきたレイシア王女のアレでドン引きしてしまったから余計……。


H+P(5) —ひめぱら—

 

「恭太郎さま!メインディッシュの準備ができましたわ!」港町ナトリアの館で、カタブツ侍少年・神来恭太郎を待っていた美味しい料理。それは、エリス作の豪華な刺身の盛り合わせだった。しかし、活きのいい魚の切り身が盛られた器は、船の形をしたベッドに横たわった半裸のエリス!?こ、これはいわゆる○○○○!?最強のご奉仕技が恭太郎に炸裂する!そんな彼に追撃が!!「メインディッシュを食べてくださいまし…」なぜ恭太郎の食事が、そんな嬉しい、いや悩ましいことになったかというと、カルタギア帝国からのある申し込みのせいで…。嬉し恥ずかしなハーレム・ライフは今度こそ限界ギリギリです。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

宿敵・カルタギア帝国との講和を受けて攫われていた2000人の王仕様たちが変換されることとなり、その際に本来他の国の人間である恭太郎は後宮を追われる…という話になり、その話を聞かされた下4人の王女様達が恭太郎を引き止めるため決死のラブアタック作戦を…!!というお話。

今回のテーマはギャップ萌え!というわけで甲斐甲斐しく恭太郎の世話をするしおらしいエリス、ギャップを見せようとSM嬢になりきろうとして別方面の才能を開花させてしまうレイシア、大胆にも公衆の面前で羞恥プレイに挑戦!で大胆さを見せようとするアルト、うってかわって大人の魅力と持合の純粋さで迫るメルル…と相変わらず頭の悪い(褒め言葉)エロが満載。しかし5人の「らしくない」大胆さはこのままでは後が無い…と思っての事なわけで、いつになく恭太郎のカタブツブリにもどかしさを感じてしまいました。素直に理由を話した方がオチる可能性は高かった気がするけど、それはそれで双方にしこりが残りそうだし、作戦に失敗して落ち込んでいる王女達の姿が痛々しい。一方、彼女達の作戦には参加しなかった第一王女・ユフィナも憧れのガイルーンと恭太郎の間で揺れ動いており…エロ増量ながらも端々からシリアスの雰囲気が漂ってます。

しかし、全作戦に失敗した王女たちがピコルから指示された最終作戦には思わず噴出してしまった。そういえば、確かに●●●禁止的なキマリがありましたね……開き直って恭太郎をモノにしようと迫る王女たちと、彼女達の大胆さに圧倒されて思わず襲撃も忘れて様子を見守ってしまう刺客達の興味津々な様子に大爆笑。

ラストは少しシリアスな終わり方でしたが、単にハーレム要員追加の前準備なだけという予感がしなくもなく…色々な意味で、次回に期待(笑)


H+P(4) —ひめぱら—

[著]風見 周 [絵]ひなた 睦月

未だお姫様に手を出そうともしない恭太郎に業を煮やしたピコルは情に厚い彼の性格を利用し、一計を企てる。それは「お姫様達5人の寝室に忍び込み、理由を明かさず下着の中に仕込んだ“あるモノ”を取ってこい」というものだった!ピコルの計画通り5姉妹の寝室に忍び込んだ恭太郎だが…
   個人的お気に入り度数
富士見ファンタジア文庫で異彩を放つエロコメ第4弾は短編集。とはいえ敵国絡みのネタがないだけでいつも通りという説が。しょっぱなから「ちちおん」で噴いた。あと、ピコル&アレスタの「出番ない組」に加わりつつあるアルト姫哀れすぎる…

3巻で「次はこれ以上エロくなる」みたいなことが書いてあったのでどんな大惨事になっているか戦々恐々でしたが、意外にエロは控えめだったように思えます。というか、個人的にはエロエロなお話よりもお姫様達とのほの甘い日常を描いた短編の方が印象に残っているかも?あ、あと夜這いの話でヒロインはアレスタだとおもった私は多分間違ってない。

特にレイシアと城下に買物に行くお話と、エリスが恭太郎にキスをねだる話が可愛かった。特に後者。エリス様可愛いよエリス様!!!「恭太郎のことなんてなんともおもってませんのよ!」って言いながら恭太郎の一挙動一発言に胸を踊らされ、心の中でキュンキュンしちゃってるエリス様が可愛いのなんの。こういう、糖分高めのツンデレもいいよなー!私が恭太郎なら全力でエリスルートを選ぶね!!

しかし、恐らくメインヒロインポジションな気がするユフィナの影が薄いなあ…レイシアとエリスの猛攻に押されてどんどん影が薄くなってる印象があるんだけど。正直キャラの魅力としても今のところレイシア&エリスの方が上なので、今後の彼女の(ラブコメ的な)活躍に期待したいところ。…いえ、エリスルートだったらそれはそれで私はうれしいけどね!!

次巻では一気に話が動きそうな気配なので、次巻も楽しみです。あー、でもエロはやっぱりもうちょっと控えめにしてほしい………とはいえ、エロが薄めの今回は正直物足りなかったんだけどもう自分どうしたらいいのか…orz


H+P(3) —ひめぱら—

[著]風見 周 [絵]ひなた 睦月

姉妹の中で自分だけ魔力が低いことを気に病む第四王女・アルト。姉達や妹や恭太郎達と一緒に赴いたリゾート地で「誘惑の聖杯」を手に入れていた彼女は、とある出来事がきっかけとなり思いあまって聖杯を使ってしまう。ところが、それが原因で後宮を揺るがす大騒動に発展して!?
   個人的お気に入り度数
表紙絵の通り、第三弾は第四王女のターン。引っ込み思案で目立たない王女様の、意外な一面が覗けるお話です。

まったく、今月の富士見ファンタジア文庫はグッジョブすぎるな!!
恭太郎の女装メイド姿の挿絵だけでもおなかいっぱいです本当にありがとうございます。主人公の女装はネタとしてあっても真面目に挿絵入れてくれるラノベ意外に少ないからなあ!恭太郎が羞恥心と決壊しかけの理性を必死にこらえながらピコル師匠にセクハラを強要される姿が本当にたまりません。師匠グッジョブ一生ついていきます!!でも本当は女装だったら胸はない方がいいね!!(聞いてない)

アルトが仕込んだ「誘惑の聖杯」から生成された媚薬を飲んでしまったおかげで、女だらけの後宮はただ一人の男(=恭太郎)を喰らおうとする(性的な意味で)野獣達の檻と化した!というお話。一言で要約すると恭太郎総受け

魔力を持たないアルトが自分の両親に対して抱く不安や、恭太郎や姉姫達に「好きになってほしい」と願う気持ちにはきゅんとなったのですが、1巻2巻と比べると微妙だったかなぁ。序盤で媚薬を飲んでしまった王女様達が次々に羞恥心を捨て去って(いろいろな意味で)迫ってくる場面が様々な意味でインパクトありすぎて、他あんまり印象に残ってないというか…こんなに、文章内で「はーとまーく」を使いまくってるラノベって久しぶりに読んだ…。

後書きによると、まだまだ序の口だよ!巻を重ねるごとにエロくなるよ!ということなのですが、個人的には2巻くらいのエロさで止めておいてほしいなぁ。2巻のレイシア様のカラーページのアレとか、エリス様のツンデレ具合とか、エロくて素晴らしかったと思うんです。何が違うんだ、といわれると説明できないんですけど。

しかし、次の巻ってこの調子で行くと第五王女のターン?いろいろな意味で犯罪スレスレなりそうだねそれ!